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膝蓋大腿関節症について

2026年04月4日

膝のお皿まわりの痛みについて

(膝蓋大腿関節症

これは、いわゆる「膝のお皿の裏の痛み」です。

レントゲンでは大きな異常が見つからないことも多いですが、使い方や筋力のバランスの問題で痛みが出ます。


どんな痛み?

✅ 膝のお皿の下や裏が痛い

✅ 階段の上り下りで痛い(約9割)

✅ スクワットで痛い(約9割以上)

✅ ランニングで痛い

✅ 長時間座ったあとに痛い

徐々に痛くなることが多く、はっきりしたケガがない場合もあります。


なぜ痛くなるの?

膝のお皿(膝蓋骨)は、曲げ伸ばしのときに太ももの骨の上をスムーズに動きます。

しかし、

  • 太ももの筋力バランスが崩れる

  • お尻の筋肉が弱い

  • 膝が内側に入る動き(膝が内に倒れる)

  • 足が内側に倒れ込む(扁平足)

といった状態があると、

お皿がやや外側にズレやすくなり、関節に負担がかかります。

特に膝を約30度曲げたあたりで負担が強くなると言われています。


なりやすい人

✔ 女性

✔ ランニングをよくする

✔ スクワットや階段動作が多い

✔ 太ももやお尻の筋力が弱い

✔ ジャンプや着地動作が多い

スポーツクリニックに来る膝の痛みのうち、25〜40%を占めると言われています。

再発しやすいのも特徴です(70%以上)。


どうやって判断するの?

主に

  • 痛みの場所

  • スクワットでの痛み

  • 階段での痛み

  • 他の病気がないか

を確認します。

レントゲンに異常がなくても、この症状があれば診断されます。


治療の考え方

この症状は「使いすぎ」だけでなく、

体の使い方や筋力の問題を整えることが大切です。

① 運動療法(いちばん大事)

特に重要なのは:

  • お尻の筋トレ(外側・後ろ)

  • 太ももの筋トレ

  • 体幹トレーニング

  • 正しいスクワット練習

これらは短期・中期・長期すべてで効果があるとされています。


② テーピング

初期の痛みを減らすのに有効な場合があります。

ただし長期効果は限定的です。


③ 物理療法(電気・超音波など)

痛みを和らげる目的で使われることはありますが、

それだけで治るものではありません。


④ ランニング指導

ピッチ(歩数)を約10%増やすことで、

膝への負担が減る可能性があります。


回復までどのくらい?

軽症なら約8週間で改善することもあります。

しかし、

  • 若い方

  • 痛みが長く続いている

  • 痛みが強い

場合は、数か月〜年単位かかることもあります。

焦らず、筋力と動作を改善することが大切です。


注意が必要な場合

  • 一点だけ強い痛みがある

  • 強い腫れがある

  • 膝が引っかかる感じがある

この場合は別の病気の可能性があります。


大事なポイント

✔ レントゲンが正常でも痛みは本物

✔ 筋力と動きの改善がカギ

✔ 再発しやすいので継続が大切

✔ 痛みを我慢して運動し続けると長引く

最後に当院では物理療法と手技療法を合わせて良い成績で皆さん治っています。

心当たりの方は是非ご相談ください!