アキレス腱断裂保存療法について
2026年02月21日
アキレス腱断裂とは?
〜突然起こる、ふくらはぎの大きなケガ〜
アキレス腱断裂は、かかととふくらはぎをつないでいる太い腱が切れてしまうケガです。
全身の腱の断裂の中でも、約20%を占める比較的多いケガとされています。
多くの場合、
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ダッシュした瞬間
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急に方向転換した時
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ジャンプや着地の動作
などで起こります。
受傷した瞬間に
「後ろから蹴られた感じがした」
「ボールが当たったと思った」
と表現される方がとても多いのが特徴です。
手術しない治療も増えています
以前はアキレス腱断裂=手術が一般的でした。
しかし近年では、
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ギプスや装具を使う保存療法
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適切な時期に行うリハビリ
をしっかり行えば、
手術をしなくても良好に回復するケースが増えてきました。
現在では、
約半数の方が保存療法を選択しています。
どんな人に多いケガ?
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平均年齢は約40歳
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特に25〜40歳に多い
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男性は女性の約3.5倍
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スポーツ中の受傷が約8割
競技別では、
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男性:バスケットボール、サッカー
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女性:バレーボール、バスケットボール
が多いと報告されています。
なぜ切れやすい場所があるの?
アキレス腱の中でも、
かかとから2〜6cm上の部分は血流が少なく、
もともと傷みやすい場所です。
そのため、
疲労や負担がたまった状態で強い力が加わると、
この部分で断裂が起こりやすくなります。
回復までの大まかな流れ
アキレス腱断裂は、
焦らず段階的に回復させることがとても大切です。
① 受傷〜1〜2か月
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再断裂が最も起こりやすい時期
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ギプスや装具でしっかり保護
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無理な動きはNG
② 2〜3か月
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少しずつ筋力トレーニング開始
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歩行の練習を段階的に進める
③ 3〜6か月
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片足でのかかと上げ
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つま先歩き
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軽いジョギング開始(状態次第)
④ 6か月以降
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痛みや左右差が少なければスポーツ復帰へ
※仕事復帰は
デスクワーク:早期可能
立ち仕事・肉体労働:約6か月が目安です。
なぜリハビリが重要なのか?
見た目や痛みが落ち着いても、
ふくらはぎの筋力は大きく低下しています。
実際に、
「片足でかかと上げができるようになっても、
太さが1.5cm以上細くなっていた」
という報告もあります。
そのため、
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筋力
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柔軟性
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バランス
をしっかり取り戻すことが、
再発予防・安全な復帰につながります。
手術と保存療法の違い
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再断裂のリスクは 大きな差はなし
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手術はやや早く復帰できる場合あり
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ただし手術は感染などの合併症リスクがある
そのため、
年齢・生活スタイル・スポーツレベルに合わせて、
最適な方法を選ぶことが大切です。
最後に
アキレス腱断裂は大きなケガですが、
正しい治療とリハビリを行えば、多くの方が元の生活に戻れます。
大切なのは、
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無理をしない
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焦らない
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専門的なリハビリを受ける
ことです。
当院でもアキレス腱断裂を手術をせずにエコーで確認してギブス固定で保存療法で施術する事ができます。
ご希望、不安なことがあれば、
いつでもご相談ください。





